電気は蓄えておく、保存するということが難しいもので、いかに効率よく大容量を小型の容器に入れるかが大きな問題で、さらに状況によっては爆発の危険性もあるために安全性も重要な課題となっています。
今や電気は欠かせないものとなっており、自動車やカメラ、パソコン、携帯電話など、充電式バッテリーがなくてはとても不便な世の中になってきています。
充電式バッテリーには、湿式と乾式があります。
湿式は液体が入っているもので、自動車のバッテリーなどがそうです。
乾式はその名の通り、液体がないもので、カメラ・ノート型パソコン・携帯電話・ラジオ・懐中電灯など上げたら数え切れないほど、いろいろなものに採用されています。
●寿命
電気を蓄えておく蓄電池には寿命があります。充電できない「アルカリ電池」や「マンガン電池」は使いきってしまう(放電してしまう)と空になってしまい、充電ができないために廃棄することになってしまいます。アルカリ電池用の充電器が市販されていますが、電池そのものが充電ようとして造られていないため、破裂する可能性がかなりあります。また、充電できる「ニッケルカドミウム電池」や最近多くみられるようになった「ニッケル水素電池」「リチウムイオンバッテリー」は繰り返し充電・放電ができるので、低コストで使用できるようになっています。が、繰り返し使える回数が目安として500回というのが通常です。これは電池メーカーがテストをして、問題なく使用できる回数をいうのですが、使い方によっては回数が変動し、蓄えられる容量も変わってきます。
@「ニッケルカドミウム電池」「ニッケル水素電池」は充電においてメモリー効果という悪い性質を持っており、電池が空にならないうちに追加充電をすると、容量の底が上げ底になってきて、使用できる時間が短くなってきます。空になるまで使い切って充電することが寿命をのばすことになります。
A「リチウムイオンバッテリー」はメモリー効果がなく、追加充電しても上げ底にはならないので、常に使いやすい状態に保つことができます。最近の電気髭剃り器や携帯電話、ノート型パソコンなどはほとんどが採用しています。これらは頻繁に充電器を接続するためにメモリー効果がないのは非常に有効です。ほぼメーカーの計算どおりの回数を使用できます。
B「液化バッテリー」は自動車やオートバイなどに使われています。常に充電していること・大電流が必要なこと・充電の際少し毒性があるガスが発生するが外での使用なので問題ないこと、などから適しています。重い・大きい・硫酸入りなので割れたら危険などから、携帯には向きません。
※電気自動車。自動車メーカーから「ハイブリット」という名称で市販されていますが、小さい発電用のエンジンとバッテリーに接続されているモーターで走行します。そのバッテリーはメモリー効果があり、寿命があるのです。使用しているうちに新車のときよりも頻繁に充電が必要になり、自動的に発電用のエンジンが作動します。つまり、徐々に燃費が落ちてくることになるわけです。リチウムイオンバッテリーを使用すれば効率が良くなるのですが、大電流が取れないのと、高価すぎるため市販が難しいのが問題点といわれています。が、さらに、自動車を動かすだけのリチウムイオンを搭載すると、万が一の事故の際破裂・爆発の可能性もあるので使えないということになります。大電流が使用できる、電気自動車用の効率の良いバッテリーの開発が待たれています。
●安全性
通常、「乾電池」と呼ばれる密閉式のもので、外からの力の加わり方によっては、爆発・破裂の可能があります。携帯電話に使われている「リチウムイオン」は安全弁が二重に設定されており、異常発熱等で破裂の危険性が発生すると、安全弁により破裂を回避するようになっています。しかし、業界の一部の人の中には安全弁は2つだけでよいのかと疑問を持つ人もいます。最悪の場合は頭部が吹っ飛ぶという可能性もあるとか。
怖いです。携帯電話での長電話はしないようにしましょう。異常があったらすぐにショップへ持っていきましょう。
●ノートパソコンのバッテリー
ノートパソコンをお使いの方は、内臓のバッテリーはどうされていますか?
内蔵したまま使っていますよね?実はその使い方だと、バッテリーの寿命を短くしているんです。通常バッテリー内臓のノートパソコンは、自宅や会社では充電器兼用のACアダプターを繋いで使っていると思いますが、その際電源はバッテリーを優先して使うようになっていますから、減ると充電・減ると充電を繰り返し行っていることになります。
たとえば寿命500回のリチウムイオンバッテリーが内蔵されていて、普通の使い方で2時間使える物としたら、1日4時間の使用だと、1日あたり2回の充電・放電をしていますから、250日で寿命が来ることになります。月に25日使用したとして、10ヶ月でそのバッテリーは使えなくなってしまいます。この間屋外へ持ち出すなど本来の携帯性を利用しなくても10ヵ月後には使用不能になってしまいます。では、どうしたらよいかというと、ACアダプターを使用できる場所では、バッテリーをはずして使用すると、バッテリーの寿命は飛躍的に延びることになります。交換用バッテリーは¥7,000位しますので、大きな経費の節約になります。その際の注意点としては、はずずバッテリーは満充電にしておくこと。パソコンを使用中ACアタプタが何らかの事情ではずれると、入力中のデータがなくなってしまうのではずれないように注意することと、データの保存を多めにすること。
●バッテリー全般
充電用バッテリー全てに言えることなのですが、買ったばかりのバッテリーは満充電になっておらず、普通は充電してから使用をはじめるのですが、フルパワーをだして、ベストコンディションにするためには、買ってすぐに満充電にし、連続放電して空にする。これを1〜2回行ってから使用すること(エージングといいます)。使用していないときはできるだけ満充電にしておくこと。たとえば携帯電話だと、夜自宅で充電する際に電源を切って充電すると満充電になります。切らないで充電すると充電・放電を繰り返すので、完全に満充電にはなりません。最近の携帯電話は自動電源on・offがありますから、設定すると便利です。使用しながら充電(フローティングチャージといいます)だと、寿命が短くなる方向になりますから、避けたほうが良いです。
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